ことり「いつも傍に」

真姫「ん」

ことり「珍しいねー真姫ちゃんが呼び出すなんて」

真姫「まぁ…そうね」

ことり「それでどうしたの？」

真姫「これ…プレゼント」ｽｯ

真姫「誕生日でしょ」

ことり「うん…そうだけど…後でパーティーしてくれるんでしょ？」

真姫「…誰から聞いたの？」

真姫「はぁ…」ﾔﾚﾔﾚ

ことり「で、なんで今なの？」

真姫「ま…まぁ…なんというか…」

ことり「ん？」

ことり「うん」

真姫「その…他にもあげたいのがあったというか…もっと良さげなのを見つけたからというか…」ﾌﾟｲｯ

ことり「……」ｷｮﾄﾝ

ことり「ううん♪えへへ♪ありがとう♪開けても良いかな？」

真姫「えっここで？」

ことり「えっだめ？」

真姫「えっ…いや…良いけど…」

真姫「……」ｿﾜｿﾜ

ことり「……これ…ディフューザー？」

真姫「ええ…そういうのならことりも喜ぶと思って…香りは分かんなかったけど…」

ことり「へぇ…真姫ちゃんのイメージだとことりはこんな香りなんだぁ」

ことり「えいっ」ﾋﾟﾄｯ

真姫「ちょっ！？何するの！？」

ことり「えへへ♪」

真姫「えへへじゃないわよ！制服に付いちゃったじゃない！」

真姫「どうするのよこれ…しばらく取れないじゃない…」

ことり「えへへ♪」

真姫「だからえへへじゃなくって…」

ことり「同じ匂いがする♪」

ことり「つまりー…この香りを嗅ぐたびに真姫ちゃんを思い出せちゃうって事だねー♪」

真姫「……はぁ！？///」

ことり「いつでも傍に真姫ちゃんを感じちゃうとか♪」

真姫「なっ…！！///」

真姫「やっぱり無しっ！返して！」ﾊﾞｯ

ことり「えーやだー♪」ﾋｮｲｯ

真姫「ちょっとことり！返しなさい！」ﾊﾞｯ

真姫「もー！」

ことり「えへへ♪じゃあまた後でね♪ 」

真姫「……」ﾑｩ

穂乃果「ことりちゃんおめでとう！これみんなからプレゼント！」ﾄﾞﾝｯ

ことり「わぁ♪ありがとぉ♪」

海未「全く…穂乃果がうっかり口を滑らしたせいでサプライズが台無しではないですか…」ﾔﾚﾔﾚ

穂乃果「ぅぅ…だってしょーがないじゃんかぁ」

凛「そーにゃ♪楽しめたらそれでよしだよっ♪」

にこ「凛、花陽！運んで運んで！」

真姫「……」ｿﾜｿﾜ

絵里「どうしたの真姫？」

絵里「そ、そう？」

穂乃果「……ん？いい匂いする」

真姫「……」ﾋﾞｸｯ

花陽「炊きたてはやっぱりいい匂いだよね♪」

凛「にゃにゃ？ことりちゃんから真姫ちゃんと同じ匂いがする」

希「同じ匂い？……ほほぅ」ﾆﾔﾆﾔ

真姫「なっ！？そんな訳ないでしょ！？」

ことり「あれー？もしかして同じ柔軟剤なのかなぁ？」

ことり「でもちょっと高いよ？」

穂乃果「おーう……それは困る…」

海未「しかしあまり強い匂いでは怒られますよ？」

ことり「そーだね、もう少し量を減らしてみるね♪」

にこ「……この香り」ﾁﾗｯ

希「……あれっぽい」ﾁﾗｯ

真姫「……」ﾒｿﾗｼ

にこ「無水エタノールがオススメにこー」ﾆﾔﾆﾔ

希「なかなか粋なプレゼントやん？」ﾆﾔﾆﾔ

真姫「ちっ…違っ、これはことりが！」

真姫「ひっ！？…えっ…ちょっとことりまさか！？」

ことり「……えへへ♪」

真姫「だからえへへじゃない！」

真姫「どうもしてないっ！」

凛「あーやっぱり真姫ちゃんとことりちゃん同じ匂いするにゃ」ｽﾝｽﾝ

真姫「もー！！確認しなくていいわよ！」

海未「ええ、いつも３人でしたからね」

真姫「もーことり！やっぱりあれ返しなさい！」

ことり「あれって何のことー？♪」

にこ「さぁ？小さい瓶とかかなぁ？」ﾆﾔﾆﾔ

希「油とか入ってるんかなぁ？」ﾆﾔﾆﾔ

真姫「もー！！３人ともうるさーい！！」

ことり「……小さい人形？いっぱい入ってる…」

ことり「あ…えへへ♪もしかしてμ’sかな？」

ことり「これが穂乃果ちゃんで…これは海未ちゃんかな？」

ことり「……じゃあこれが真姫ちゃん」

ことり「……」ﾋﾟﾄｯ

ことり「…いい匂い♪」