ルビィ「おかえりなさい、曜さん♪」曜「玄関を開けたらエプロン姿のルビィちゃんがいた……」

曜「Aqoursの練習の後、飛び込みの練習もあったからね」

曜「今日はごはん食べたらあったかいお風呂に入って早く寝ようっと」

曜「ただいま〜」ｶﾞﾁｬ

？？？「おかえりなさい」

曜（あれ？　今の声、お母さんの声じゃなかった）

ルビィ「おかえりなさい、曜さん♪」ﾄﾃﾄﾃ

曜「えっ、ルビィちゃんがなんでここにいるの？」

ルビィ「あの、ごはんにする？　お風呂にする？」

ルビィ「そ、それとも……ル、ルビィにすりゅ？///」ｶｧｯ

曜「ルビィちゃん……」

ルビィ「うゅ//////」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

曜（ルビィちゃん、顔真っ赤だよ　なんかこっちまで恥ずかしくなってきたよ///）

曜「そ、そうだね///」

曜（というか冷静に考えるとここは私の家だしね）

ルビィ「あ、あの……」

曜「ねぇ、ルビィちゃん」

曜（ルビィちゃんは緊張してるみたいだし私が落ちつかないと）ﾌｩ

ルビィ「は、はいっ」

曜「なんで、うちにルビィちゃんがいるの？」ﾆｺｯ

ルビィ「……ルビィ、曜さんと一緒にいちゃダメですか？」

曜「べ、別に一緒にいちゃダメっていってるわけじゃなくて、

　　ルビィちゃんが私の家にいるのはなんでかなってさ、ほら門限とかルビィちゃんの家ってあるでしょ？」ｱｾｱｾ

曜「うん？　吊り橋でドキドキしたのを恋だって勘違いするやつだよね」ﾖｰｿﾛｰ

ルビィ「はいっ　実際には吊り橋効果って言うけど別に吊り橋じゃなくてもいいらしいんです……」

曜「まぁ、確かにドキドキすればいいんだから吊り橋に限定されないよね」

ルビィ「……そ、その、溺れそうになったところを助けられてドキドキするとか///」ﾃﾚﾃﾚ

曜「えっ、もしかして合宿の時に海で遊んだ時のこと？」

ルビィ「ルビィ、溺れそうになった時に曜さんにぎゅーっと抱きしめられて……」

曜「ごめんね、ルビィちゃん　イタズラでもあれはやりすぎだよね」

ルビィ「ルビィ、あれから曜さんのことを考えるとドキドキしちゃって最近は夜も眠れなくて///」

ルビィ「と、とにかく曜さんはルビィを初恋を奪っちゃった責任をとってください///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

ルビィ「最初、ルビィはこのドキドキはただの勘違いだって思いこもうとしたんです……」

曜「うん……」

ルビィ「でも曜さんがかっこよくて頼りになっていつもルビィをドキドキさせるんです///」ｴﾍﾍﾍ

曜「ちょ、ちょっとルビィちゃん恥ずかしいんだけど///」

ルビィ「と、とにかくルビィを惚れさせる曜さんがいけないんです！」

曜「えっ〜」

ルビィ「ルビィが話したいことがある時はルビィが話せるまでちゃんと待っててくれるし」

ルビィ「スキンシップは激しいくせにルビィのことすごく優しく扱ってくれるし……」

曜「あははは、そうだったかなぁ……」

ルビィ「曜さんはルビィを惚れさせるプロなんですか！

　　　　ルビィをきゅんとさせるたびに１００円貰ってたら今頃曜さんは伝伝伝２つくらい買えてますよ///」

曜（伝伝伝って何だろう？）

曜「うん、２人で買いに行ったね」

ルビィ「ルビィ、勇気出してちょっとおしゃれしていったんだけど」

曜「あー、あの時のルビィちゃん、いつもと違う髪型で少し大人っぽくてかわいかったなぁ

　　いつもの私服もかわいくて私は好きだけど、ああいう服装もばっちり似合ってたよ！」ﾆｶｯ

ルビィ「そーゆーとこなんです、そーゆーとこ///」

曜「普通、衣装担当として服装を褒めるのは当然じゃないの？」

ルビィ「手を繋いでルビィのことを優しく力強くエスコートしてくれるし、重たい荷物は持ってくれて///」

ルビィ「それにルビィが転びそうになった時にぎゅっと抱きしめてくれて……」

曜「あれはさ、ルビィちゃんが怪我しそうだから自然と身体が動いたっていうか」

ルビィ「それで曜さんがルビィに……」

曜『ふぅ、危なかったね、ルビィちゃん♪』ﾆｺｯ

ルビィ「あんな優しい顔で言われたら恋に落ちちゃうに決まってるじゃないですか！///」

曜「なんか、ごめんね」

ルビィ「それに……」

曜「まだ続くの！？」

ルビィ「まだまだルビィのターンですから///」ﾌﾝｽ

　　　
ルビィ『曜さん、あとは袖の部分を縫えばこっちは完成です……』

曜『…………』ﾎﾞｰ

ルビィ『あの、曜さん？』

曜『あっ、ルビィちゃん！？』

ルビィ『曜さん、なんだか疲れてます？』

曜『えっ、そんなことないよ！』

曜『ちょっと考え事してただけだよー』ｱﾊﾊﾊ

ルビィ『で、でも……』

曜『私もルビィちゃんに負けないように頑張らないとね！　よーし、やるぞぉー！』ﾖｰｿﾛｰ

ルビィ「その時の曜さんの笑顔はいつも通りルビィの見てきた元気いっぱいの笑顔だったよ……」

ルビィ「でも曜さん全然作業に集中できてなかったよね？」

曜「あははは……」

ルビィ「曜さんは何でもこなせて気配りできて優しくて頼れるかっこいい人だと憧れてたけど

　　　　曜さんだって悩んだり失敗したりする普通の女の子なんだって思ったんだ……」

ルビィ「ルビィ、曜さんに助けられて憧れるだけじゃなくて

　　　　曜さんのことを支えてあげる人になりたいって思ったんです///」ｷﾘｯ

曜（なんだろう、ルビィちゃんが大人っぽく見える///）ﾄﾞｷｯ

曜「い、一気に話飛んだよね……」

ルビィ「じ、実家から嫁入り道具も持ってきました……///」

曜「いつの間にそんなことを」

ルビィ「ねぇ、曜さん……」

ルビィ「曜さんは黒澤家の大切に育てられた箱入り娘にイタズラしてメロメロにしちゃったんですよ？

　　　　もうこれは責任とって結婚するしかないじゃないですか♡」

曜（ルビィちゃん、自分で箱入り娘とか言っちゃうんだ……）

ルビィ「ルビィ、曜さんのことが大好きです

　　　　だからルビィのことをお嫁さんにしてください///」

曜「ルビィちゃん///」

ルビィ「は、はいっ///」

曜「ルビィちゃんの気持ちはすっごくうれしいよ！

　　でもね、いきなり結婚って言われても正直ピンとこないよ」

ルビィ「あっ、ルビィの実家は名家だから将来は安心してください♪」

曜「ほら、家族とかに反対されたりとか……」

ルビィ「ルビィは次女だからそういうのは厳しくないし、

　　　　むしろ高飛び込みで将来有望な曜さんとのかんけーきょうかは黒澤家にもメリット？があるんだって」

曜「事前に根回しを終えてるルビィちゃんがこわい」ｱﾊﾊﾊ

　　頑張ってるルビィちゃんを見てると私も頑張らなきゃってやる気が出るんだ」

曜「それに私のことを支えたいっていうのもすごい嬉しかったよ///」

曜「その、私もルビィちゃんのこと好きだよ///」

曜「……だけど結婚はまだまだ実感わかないし、まずは、恋人として付き合おうよ！///」ﾆｺﾆｺ

ルビィ「はい、曜さん///」

ルビィ「結婚を前提としたお付き合い、つまり曜さんとルビィは許嫁ですね///」ﾀﾞｷｯ

曜「うーん、そうなのかな？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ルビィ「曜さん、大好きです///」ｴﾍﾍﾍ

ルビィ「あ、あの……」

曜「どうしたの、ルビィちゃん？」

ルビィ「せっかく恋人になったし……曜ちゃんって呼んでもいいですか？///」

曜「だったらさ、私もルビィって呼んでいいかな？///」ﾆｺｯ

ルビィ「曜ちゃん///」

曜「ルビィ///」

ルビィ「……曜ちゃん///」

曜「……ルビィ///」

ルビィ「なんだか照れるね、曜ちゃん///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

曜「そうだね、ルビィ///」ﾃﾚﾃﾚ

曜「今日のごはんは何だろう？」

ルビィ「曜ちゃんの好きなハンバーグです」

曜「やった！」

ルビィ「そ、その、あーんして食べさせてあげますね///」

曜「う、うん///」

ルビィ「あとお風呂入る時は背中流してあげるし、その寝るときは一緒だから///」

ルビィ「その、曜ちゃんがえっちなことしたいなら　ルビィ、がんばるから///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

曜「そ、そういうのはまだ早いっていうか///」ｱｾｱｾ

ルビィ「うゅ、ルビィ、魅力ないですか？///」

曜「そんなことない！　ルビィはやわらかくていい匂いがして抱きしめたいとっても魅力的な女の子だよ///」

ルビィ「うゅゅ//////」ｶｧｯ

曜（なんで私こんな恥ずかしい事いってるんだろう///）

曜「今日も練習疲れたな〜♪」

曜「飛び込みの練習もある日は先にルビィが帰って出迎えてくれるんだよね」ﾙﾝﾙﾝ

曜「いつもみたくルビィと一緒に帰るのもいいけど、

　　家に帰るとおかえりって大好きな人が出迎えてくれるのもいいよね」

曜「ただいま〜♪」ｶﾞﾁｬ

ルビィ「おかえりなさい、曜ちゃん♪」ﾀﾀﾀ

曜「ただいま、ルビィ」

ルビィ「あの、ごはんにする？　お風呂にする？」

ルビィ「それとも……ルビィにする♡」

おわり