善子「リリーにいっぱい」梨子「食べられたくて？」

梨子「どうしたの？」

善子「眠れない」

梨子「あそ、おやすみ」

善子「やーだー」ｸﾞｲｸﾞｲ

梨子「しらないよよっちゃんのことなんて」

善子「ひどい！！？」

梨子「私は眠い」ｳﾄｳﾄ

善子「ずるい、なしこばかり眠くてずるいと思う」

善子「むっ」ﾑｽｯ

梨子「ほら、目閉じて…」

善子「ん」

梨子「いいこ、いいこ…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

善子「鬱陶しい」

ﾋﾟｷｯ

梨子「あそ、もう一生しないから、絶対」ｸﾙｯ

梨子「あ？」

善子「うっ」ﾋﾞｸｯ

梨子「よっちゃんのため思ってしたのに…」

善子「ご、ごめんなさい」

梨子「なんだか永遠の眠りにつかせたくなってきた」ｺｷｺｷｯ

善子「本当にスイマセンでした」

善子「…？」

梨子「私じゃない」

善子「いやまだ何も言ってないけど」

梨子「お腹すいたの？」

善子「え、リリーのお腹から」

梨子「なに？」

梨子「私も…？」

善子「よはねいずはんぐりー」

梨子「ざっつらいと」

善子「でも夜に食べるのは良くないと思います先輩」

梨子「…そうね」

善子「どうする？」

梨子「どこかの堕天使がとっとと眠ってくれれば空腹に気づかず幸せだったのに」

善子「すぐ私のせいにする、そゆとこ良くない」

梨子「うるさいっ」ｶﾌﾟｯ

梨子「はむはむ」ﾁｭｯ

善子「ぎゃぁぁああああ！！私のほっぺがぁああああ！！！」

梨子「ん、美味です、お餅みたいです」ﾍﾟﾛﾘ

善子「わぁ…よだれ」

梨子「あ、ごめんね」ﾌｷﾌｷ

善子「ん」ｸﾞｲｸﾞｲ

梨子「ん？」

梨子「なにが？」

善子「いや…その」

梨子「？」

善子「ほっぺ以外のとこも…はむはむ、してほしいかも…///」ﾎﾞｿｯ

梨子「ふふっ」

善子「むっ、笑わないでよぉー」

梨子「ごちそーさまでした、お腹一杯です」ﾆｺｯ

梨子「変態…スケベ堕天使」

善子「ううううるさい！！///」

梨子「食べてほしいの？」

善子「うっ…」

梨子「ん？」ﾆｺﾆｺ

善子「…///」ｺｸｯ

梨子「やでーす」ﾆｺｯ

善子「んなっ！」

善子「ばかばかばかー！！」ﾎﾟｺﾎﾟｺ

梨子「…」ｸﾞｲｯ

善子「わわっ！？」

梨子「そんなしてほしいならさ」ﾋﾟﾄｯ

善子「…」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

梨子「ほら、動物みたいに求愛行動でもしてみてよ」

梨子「自分は美味しいんですよってとこ、私に見せて？」

梨子「今すぐ食べたくなっちゃうように、お願いして？」

梨子「…変態さん」ﾎﾞｿｯ

善子「っっっ///」ｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸ

善子「え？」

梨子「それならおやすみ、また明日ね」ﾊﾞｻｯ

善子「やだ…やだやだ…がまんやだ」ﾕｻﾕｻ

梨子「だって美味しそうじゃないもん」

善子「食べてください…私を食べてください」ｳﾙｳﾙ

梨子「っっっ！」ｷｭﾝｯ

善子「好きなだけ食べてほしいです…残しちゃやです」ﾆｷﾞｯ

善子「っ！」ﾀﾞｷｯ

梨子「ん」ｷﾞｭｯ

善子「んーんー！」ｽﾘｽﾘ

梨子「約束」

善子「？」

梨子「やくそく、できる？」

善子「約束？」

善子「っ」ﾋﾞｸｯ

梨子「誰であっても…一口でも、私以外に許しちゃやだから…約束、わかった？」

善子「…」ｺｸｺｸｯ

梨子「よしよし…そうしてるうちはちゃーんとよっちゃんのこと」ｷﾞｭｯ

善子「んっ…はぁ…はぁ///」

梨子「最後の最後まで、食べてあげるから…ね」ﾎﾞｿｯ

ｶﾌﾟﾘｯ♪

おわり