ようそろ.jp

最近日誌こないな

公野先生も忙しいんだよ、春色バレンタイン書いたりして

私には実はピアノ以外にもやっていることがあってーーそう！美術です！
今でこそアイドルをやっているけれど、音ノ木にいた頃は美術部だったの。
だから今でもたまに内浦の景色を描いたりしているんだけどーー。
「どうどう？いいモデルになれてるかな？」
曜ちゃんに見つかって、自分を描くように言われちゃって…
人物画はあんまり描かないんだけどなーー。
でも、敬礼ポーズで凛々しい表情の曜ちゃん、とってもかっこよくてーーなんだかドキドキしちゃう♥
なんて考えていると、「そうだ！」と何かを思いついたのか曜ちゃんは突然美術室を出ていきました。
ーーどうしたんだろう。そんな私の疑問は数分後戻ってきた曜ちゃんに吹き飛ばされたのです。
「じゃーん！どうかな？制服じゃありきたりだから着替えてみたよ！」
な、なーー
曜ちゃん！？こんなところで競泳水着なんてーー何考えてるの〜！？
水泳の時間ならともかく、こんなところで水着になるなんてーー破廉恥だよぉ…
そんな私をよそに曜ちゃんはまたポーズをとって、だから私も描かざるを得なくてーー。
うう…体のラインがくっきりしてて見るのも描くのも恥ずかしいよぉ…
確かに裸婦のスケッチもするけど、友達の曜ちゃんをそういう風に描くのは、なんというかーー
イケナイコト、してるみたいでーー。
…あれ？こんなところ誰かに見られたら、私が曜ちゃんに水着着せてモデルにしてる、なんて思われるんじゃーー
「あー！梨子ちゃんが曜ちゃんの水着姿描いてる！」
ち、千歌ちゃぁん！？ち、違うのこれは私が頼んだわけじゃなくて…
「梨子ちゃん熱心に描いてくれるんだ！」
曜ちゃんも！誤解を招くようなこと言わないでよ〜！
「梨子ちゃんって意外と大胆なの描くんだね〜」
千歌ちゃんはニヤニヤして私をからかってから行ってしまいました。
ま、待って千歌ちゃんーー
私はそんなーー破廉恥な女の子じゃありません〜〜！！！
(Aqours活動日誌　4月27日　桜内梨子執筆の欄より一部抜粋)

梨子ちゃんが曜ちゃんをモデルにデッサンする話

体のラインを描く練習したいからと競泳水着姿を所望する梨子ちゃん
競泳水着姿だとおっぱいが大きいのがよくわかり私の身長が胸にいけばよかったのにと邪念を抱きながら描き続ける梨子ちゃん

曜「私も梨子ちゃん描くから競泳水着着てね！」

勢いで言ったものの見慣れない梨子ちゃんの競泳水着姿にドキドキしちゃってパパパっと描いて、出来たから早く服着ないと風邪引いちゃうよ！とドキドキしてることがバレないようごまかす曜ちゃん

曜（うぅ……変なこと言うんじゃなかったなぁ……）ｶﾘｶﾘ

曜（梨子ちゃんのことだから競泳水着着てって言ったらあわあわすると思ったのに……）ｶﾘｶﾘ

曜（まさか普通に着てくれるとは……しかもデッサンのモデルになるよなんて……そういえば梨子ちゃん絵が趣味なんだっけ……）ｶﾘｶﾘ

曜（以外とこういうことは恥ずかしくないのかな？流石芸術家というか……ん？）ｶﾘｶﾘ

曜（こうして真剣にみると梨子ちゃんって細いけどしっかりした体してるなー、これは水着着てるか気付けたことかも）ｶﾘｶﾘ

曜（やっぱり目が綺麗だなぁ……///まずい、見てると吸い込まれちゃう。口元は……こっちもまずい、妙に色っぽいよ……///それにやっぱり……）

曜「梨子ちゃんって美人さんだよなぁ……ずっと見てられるよ……」ｶﾘｶﾘ

梨子「えっ///」

曜「ん？どしたの？」ｶﾘｶﾘ

梨子「え！？な、なんでもないよ、ごめんね」

梨子（む、無意識！？それだけ集中して見てるの！？な、なんか恥ずかしくなってきた///）

曜「本物みたいに可愛く描けないなぁ……梨子ちゃんはもっと可愛いのに……」ｶﾘｶﾘ

梨子（早く終わってほしいような、このまま続いてほしいような、変な感じ……です///）

花陽「今日もすっごくおいしかったよ♪」

ことり「そっか、よかった♡」

花陽「ことりちゃん、ナデナデしてくれませんか♪」

ことり「ふふっ♪いいよぉ♡」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

花陽「気持ちいい…♡」

花陽(…これって…付き合ってる…のかな？)

花陽(お弁当作ってもらって、一緒にデートして、一緒にお泊まりして…)

ことり「？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

花陽「ことりちゃん、たまには花陽もお弁当作ってあげたいんだけど…受け取ってくれますか？」

ことり「かよちゃん….！」ﾊﾟｧｧ

ことり「ありがとう♡ 明日はお弁当を交換だね♪」

ことり「楽しみだなぁ♡」ﾓｯｷﾞｭ-

花陽「…///」ﾆｺﾆｺ

善子陰キャラ気味だし、ちょっと趣旨とずれてそうだけど

「あ、あの！私！曜先輩のファンで！これもらってくれますか！」

曜「わー！どうもありがとう！大切に使わせてもらうよ！」

ﾈ-ｱﾚ ﾖｳｾﾝﾊﾟｲｼﾞｬﾅｲ!?
ｱｲｱﾜﾗｽﾞｶｯｺｲｲﾅ-
ｽｺﾞ-ｲ!ﾌｧﾝﾆﾓﾔｻｼｲﾝﾀﾞﾈ

曜「ヨーシコー！もう講義終わったの？」

善子「よ、曜…！」

曜「ん？どうしたの？終わったなら一緒に帰ろ！」

善子「い、いや、大学であんまりそういうことされると…」

ﾈ-ｱﾚﾀﾞﾚ?
ﾖｳｾﾝﾊﾟｲﾄﾅｶﾖｻｹﾞﾀﾞﾈ…
ﾄﾞｳｲｳｶﾝｹｲ-?

善子「ほら周りの目というか」

善子「あなたにはたくさんファンがいるんだか私といるとファンが離れていくわよ…」

善子「ついさっきまでなんかプレゼントもらってたじゃない。だからほら！私から離れなさい」

善子（私がこうしないと曜が大変だから…）

善子（いつも講義の終わりとかに声かけられてて）

善子（彼女は誰にでも優しいし運動もできるし心遣いができる女の子。モテないほうがおかしいわ）

善子（そんな子と私なんかが一緒にいるなんておかしい）

善子（幸い付き合ってるのはバレてない）

善子（けれど一緒に住んでるのばれたらそれこそ曜に迷惑がかかる）

善子（ほんとなんで彼女は私と一緒に暮らしているのかしら…）

善子（だからせめて大学内では距離をとってもらわないと）

曜「…」

善子「何よ。ほら、さっさと…」

曜「また変なこと考えてるでしょ」

善子「…！そ、そんなことないわよ」

――いつもの帰り道――

鞠莉「果南、明日は一緒に帰れそうもないわ」

果南「ん？明日なんかあったっけ？」

鞠莉「放課後、理事会なのよ」

果南「あー、そういえばそんな事言ってたね」

鞠莉「だから、明日は先に帰っててくれるかしら」

果南「そっかー」

鞠莉「残念だけど…」

果南「んー。待ってるよ、一緒に帰ろ」

鞠莉「えっ？ほんとに？」

果南「明日は店の手伝い無いし、別に構わないよ」

鞠莉「でも、何時に終わるか分からないわよ」

果南「じゃあ尚更だね、遅くなって小原家の大事なお嬢様に何かあったら大変ですから」

鞠莉「ありがと…嬉しい」////

鞠莉「でもッ！」

果南「ん？」

鞠莉「今の答えは30点デース」

果南「えっ？なにがさ？」

鞠莉「そこは嘘でも『小原家のお嬢様』じゃなくって『大好きな鞠莉』が、って言うべきじゃない？」

果南「えっ！や、やだよ、そんなの」

鞠莉「Why？なぜ〜？」

果南「だって、恥ずかしいじゃん」

鞠莉「え〜、マリィは恥ずかしくないわよ」

果南「それ答えになってないし」

鞠莉「そうかしら〜」

果南「とにかく！そんな恥ずかしいことは絶対に言わない！」

ダイヤ「……どういうこと、ですか？」

曜「そのままの意味だよ！」

ダイヤ「はぁ…なぜわたくしなのです？鞠莉さんや果南さんの方が…」

曜「いやー…ほら、果南ちゃんは幼なじみだからなんだか恥ずかしいって言うか……それに、鞠莉ちゃんはお金の感覚が違いすぎて…ね」ｱﾊﾊ

曜「ダイヤさんのおうちもすごいけど…金銭感覚は普通でしょ？それになにより…その、実際にお姉ちゃん、だし」

ダイヤ「いや、意味がわかりませんが」

曜「そういうと思って…はい！」

ダイヤ「紙袋…？」

曜「じゃーん！京都で有名な抹茶プリンであります！」

|c||^.- ^|| 仕方ありませんわね

曜「はー、すっかり遅くなっちゃった」

曜「大会が近いから仕方ないけど、スクールアイドルの方も頑張らないとね」

曜「流石にみんな帰ってるかなー」

曜「……ん？」

曜「あれ、部室の電気付いてる？」

曜「付けっ放し……じゃないよね？」

曜「誰が残ってるんだろう」

ｶﾞﾗｯ

曜「ただいまー！」

梨子「あ、お帰りなさい、曜ちゃん」

曜「残ってたの梨子ちゃんだったんだ」

梨子「うん。ちょっとね」

曜「こんなに遅くまでどうしたの？何かあったの？」

梨子「えーと、実は……」

梨子「…………」

梨子「……曜ちゃんと、二人きりになりたくて｣ﾃﾚｯ

曜の部屋

曜「突然ごめんね、驚かせちゃって……」

梨子「う、うん」

曜「それで梨子ちゃんに相談なんだけど……」

梨子「ちょっと待って」

曜「あ、はい」

梨子「曜ちゃんバレてないとでも思ってたの？」

曜「えっ」

梨子「えっ」

曜「その……アレだよ？likeじゃなくてloveなんだよ？」

梨子「うん、知ってるよ」

曜「えぇ……」

梨子「いや、あんな電話で泣いてたのに……ねぇ？」

曜「その説はどうも……」

善子「あ、はい」

曜「無意味にハート付けてきたり、『猫ちゃんがいたよー』って写真送ってきたりするんだよね」

曜「この前風邪引いちゃった時も沢山LINEしてくれてね」

曜「可愛いんだよねぇほんと千歌って」

善子「へー、でもそれ位なら私も千歌さんとしてるし…いや、もっと可愛いかも？」

曜「う、嘘だ！！千歌ちゃんがそんなわけ…」

曜「ちょっと善子ちゃんケータイ貸してっ！！」

善子「うっそー！」

かわいい

善子「あ、はい」

曜「ちょっとおっぱい触っただけで可愛い声出してさ」

曜「ほんと愛くるしいよね 千歌って」

曜「明日も千歌と遊んであげるかなぁ」

善子「あ！千歌さん！」

曜「へ！？ちちち千歌ちゃん！？これは違うくて！…っていないじゃん！」

善子「うっそー！」

かわいい

曜「やあやあ！朝から全開！ねえねえみんなもね爽快？やあやあ！なんでもできそうだ！？♪」

曜「ﾁｬﾗﾗｯﾁｬﾗ〜♪」

ｺﾝｺﾝ

曜「っ！ど、どうぞー…」

曜母「おはよう、曜」

曜「おはよー」

曜母「朝から元気なのはいいけど、もう少し声小さくね」

曜「あ、ごめん…」

曜母「ふふ、はしゃぎすぎないようにね？私はそろそろ出かけるから！」

曜「了解であります！」

曜母「そうそう、二人ともリビングにいるから」

曜「えぇ！？いつの間に！」

曜母「じゃあいってきまーす」

曜「あ、うん！いってらっしゃい、ママ」

ﾋｮｺｯ

千歌「朝から全開だね、曜ちゃん」

梨子「おじゃましてまーす…」

曜「い、いつから……いたの？」

千歌「やあやあ！朝から全開！ってとこからかな」

曜「……」ﾏｯｶ

梨子「間奏まで歌う派なんだね、曜ちゃんって」

曜「うあああぁああぁ！！！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

あれ？どこだっけ、ここ？

あっそっかぁ・・・私、飛び込みの練習中に新技を試して、失敗して・・・

真っ白な天井
ここ、病院のベッドかぁ

???「・・・ん？・・・さーん？」

だれかが呼んでる

???「渡辺さん？渡辺さーん？」

ぼんやりと目を開ける

天使かな？
ぼうっとしてるけど、綺麗だなぁ